2009年度

シンポジウム「回復とはなにか――医療の場における比較思想の意義――」

基調講演

ジェフリー・ハント ナノテクノロジーと複雑性――華厳・仏教的な観点
森下 直貴 生命と回復――健康概念を中心に――
浅見 洋 グリーフケアにおける回復とは――死者との関係をめぐって――
大林 雅之 再生医療「死体からクローン」――生物学的概念と社会的概念の混乱――

研究発表

石崎 恵子 西田哲学と精神分析の基本構造について
宮嶋 俊一 預言者的宗教と神秘主義的宗教
――フリードリッヒ・ハイラーの比較宗教思想論――
岩脇 リーベル 豊美 比較思想論の展開と問題としてのコスモポリタニズム
――カント、ヘルダーリン、ニーチェ――
三宅 浩 トマス・テイラーによるプロティノス受容について
――Enn.Ⅲ,8,〔30〕をめぐって――
兼子 盾夫 「日本人のキリスト教」を求めて――井上洋治師と遠藤周作の場合――
三浦 雅彦 修証一等と役即仏行――道元と鈴木正三の修証観――
森上 優子 新渡戸稲造と北村透谷――近代日本におけるクェーカー派の受容と展開――
鈴木 朋子 清澤満之における儒教徳目の解釈とその位置づけ――仁・義を中心に――
渋谷 仙吉 牧口価値観とカント価値論の比較研究
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