第48号 2021年

特集1 「運命と偶然」

頼住 光子

趣旨と総括

納富 信留

ギリシア哲学が直面した運命と偶然
———オイディプス、ソクラテス、アリストテレス———

古田 徹也

偶然とアイロニー
———英米圏の現代哲学の一断面をめぐって———

中島 隆博

根源的な偶然性に触れる
———日本と中国の比較を通じて———

ラジ・シュタイネック

運命と偶然の彼方?
———道元の「有時」の思想———

コメント

板東 洋介

コメント1

蓑輪 顕量

コメント2

特集2 「五十周年記念大会に向けて」

編集部

趣旨説明

渡辺 明照

私の比較思想学会と創立期の事務局風景

保坂 俊司

初期比較思想学会の思い出
———その活動と理念に関して

研究論文

嶋田 毅寛

『仏教の形而上学』における世親の「存在のニヒリズム」
———北山淳友による『世界観の心理学』の受容———

石井 慶太

近角常観の哲学批判と大乗非仏説論の調停
———井上円了と比較して———

玉田 龍太朗

三宅剛一の人間存在論とフィヒテの道徳衝動論

近藤 伸介

ショーペンハウアーの意志とアーラヤ識

南部 千代里

日本の仏教と宗教多元主義
———救済における論理構造の比較———

今村 純子

花と根
———泉鏡花とシモーヌ・ヴェイユ———

新井 潤

創造としての純粋経験
———ジェイムズとの比較に見る西田の統一的現在———

中嶋 優太

西田の新資料「倫理学講義ノート」における至誠とリップス倫理学

坂本 慎一

西田哲学の二つの継承
———京都学派と智山学派———

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