第47号 2020年

特集1 「比較思想としての近代仏教学」

佐藤 裕之

趣旨説明

 

「比較思想としての近代仏教学———基調講演」

石上 和敬

高楠順次郎における海外
———海外体験とその果実———

 

碧海 寿広

昭和初期の仏教/キリスト教論争
———高楠順次郎を中心として———

種村 隆元

比較「思想」から見た密教研究

特集2 「五十周年記念大会に向けて」

編集部

趣旨説明

島田 燁子

比較思想学会の思い出
———感激の創立大会———

宮野 升宏

比較思想学会の初期の事務局活動を中心として

研究論文

鈴木 康文

西田幾多郎とフッサールの身体論 その近さと遠さ

久保 隆司

近世近代移行期における心身を基盤とした発達論的思想の比較考察
———山崎闇斎とメーヌ・ド・ビランの「魂と身体」の文脈より———

足立 恵理子

柳宗悦と西田幾多郎
———主客合一から語られる美的経験———

島貫 悟

〈工芸の美〉と宗教的協働
———柳宗悦の「協団」とウィリアム・モリスの「フェローシップ」———

胡 婧

仏教と儒教の狭間にある「生命」
———熊十力『新唯識論』における「心」の概念をめぐって———

鷹司 誓榮

黒田眞洞『大乗仏教大意』による日本仏教理解の促進
———マックス・ミュラーの『東方聖典』への引用を介してのラフカディオ・ハーンの仏教観への影響———

坂本 慎一

西田哲学の「場所」と高神覚昇
———野崎廣義と共に———

田渕 舜也

南原繁の田辺元批判とその影響
———ヘーゲル的カント主義者とカント的ヘーゲル主義者———

邱 奕菲

和辻哲郎と西田幾多郎における自己とその宗教性

増田 敬祐

風土の人間存在論と決定論の問題
———和辻哲郎の環境論とヴィダル・ドゥ・ラ・ブラーシュの地理学———

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